スタウトってどんなビール? その特徴と由来について




スタウトとは、上面発酵で造られた黒色ビールのひとつ。黒く焙煎した大麦(または麦芽)を使っているため、漆黒の色合いになっています。スタウトの発祥はアイルランド。代表的な銘柄としては、ギネス(セント・ジェームズ・ゲート醸造所)が挙げられます。

スタウトの特徴

焙煎した大麦(または麦芽)を使っていることが特徴です。黒くなるまで焙煎しているため、漆黒の色合いで、ローストフレーバーが感じられるようになります。具体的には、チョコレートやコーヒー、ナッツのような味わいに。

スタウトには、そこから派生したスタイルもあり、それぞれ特徴・アルコール度数などが異なります。派生スタイルをいくつか紹介しましょう。

ドライスタウト

ローストフレーバーが強く感じられ、その苦味が飲み終わった後にまで続くもの。甘味は少なく、軽い酸味も感じられます。アルコール度数は4〜5%。

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スイートスタウト

ドライスタウトよりもローストの苦味は控えめ。乳糖(ラクトース)を加える場合もあり、比較的甘味も感じられます。チョコレートのような味わいも。アルコール度数は4〜6%。ミルクスタウト、クリームスタウトとも。

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オートミールスタウト

通常の原料にオーツ麦を加えて醸造したスタウト。オーツ麦を加えることで、まろやかな口当たりに。チョコレート、ナッツのようなフレーバーは強め。漆黒ではなく濃いブラウンのものも。アルコール度数は4〜6%。

インペリアルスタウト

もともとはロシアへの輸出のために造られたハイアルコールのスタウト。寒冷地でも凍らないようにアルコール度数を高め、味わいのバランスをとるために甘味も強くしています。ローストフレーバーとともに、麦芽によるカラメルフレーバーも感じられます。アルコール度数は7〜12%。

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スタウトの由来

ドラフト・ギネス

スタウトが誕生する前は、イギリスでポーターと言われる上面発酵の濃色ビールが流行していました。そのポーターがアイルランドに渡り、1778年にアーサー・ギネスが考案したビールがスタウトです。

ポーターと異なるのは、麦芽化していない大麦をローストして使用していること。当時のアイルランドでは、麦芽に対して税金が課せられていたため、節税対策という意味もあって麦芽化していない大麦を使用したと言われています。

スタウト(stout)には「じょうぶな」「頑丈な」という意味があり、どっしりとした味わいを表しているといえます。とはいえ、アルコール度数も低めで比較的すっきりした味わいのスタウトも。派生したスタイルや銘柄によってその度合いも変わってきます。

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